おとなになろう。
大人になれよ。
読書が趣味になってから 錯覚がはじまって
すぐに自分は 他人より優れた気分になる。
おまえはこんなこと しらないんだろう?
あたしは わかってるんだよ ぜんぶ。 わかってて言わないでいてやんだよ。
おまえらに あわせてやってんだよ 感謝しろよ。って。
だからいつでも1人だ。
誰もわかんないだろう って そんな構えでは 誰にもわかってやもらえない。
そんなことも どんなことも 知ってる。 知ってるさ。
わかってるんだ。魅力ってなにか。
賢いってどうゆうことか。
言葉のちからって どんなだか。 しってる。
彼はあたしを知っている。 唯一の人。
なんにもわかっちゃいないんだろうけれど。
ほんとはなにひとつ、知ってることなんてないんだろうけど。
だけど彼は知ってる。
彼の言葉には力があって それは感じたこともない感覚をくれる。
心臓でもなく脳天でもなく 名の付かない まだ未明のあたしの臓器が
震える
心地よくて 苦しくて 涙が出そうで 笑顔がこぼれて
指先でもなく 左右の耳でもなく
未明の臓器の数ミリ横を掠めるように そんな言葉たちは飛んで
あたしはつい 目を閉じて 口角を少し上げて 若緑と薄紅の世界にうずもれる
あぁ 全身で しあわせだ。
この感覚こそが あたしの居場所だ。
ありがとう。
ほら あたしは 世界で一番重い 言葉が ありがとうが 言える。
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