どこかから必死に
小さな希望を探し出し持ち出して
浅く深呼吸をする。
不安定すぎる自分を どうにか平静へと導くために
深呼吸は
まずは息を存分に吐かなければ吸えないのだと
ほほえみながら教えてくれた彼を思い出す。
そのやさしい声のなくなった今は
私は深呼吸さえも満足にできない。
必死にでもなんとか見つかった小さな希望は
実質あるもの 現実としての数値を前に霞み、歪んで
大きな不安と、しつこくつきまとう暗い憂鬱へと姿を変える。
さて
報われる とか
救われる とか
そういった言い回しはよく耳にするが
いまいちストンと落ちないところがある。
これは宗教的な概念な気がしないでもない。
やればできる とか
願えば叶う とか
そんなことはとうの昔に本質を知った。
それはいわばスローガン キャッチコピーの類で
目指す物 ないしは 結果論なのだ
努力しても成功するとは限らない
でも成功している人は必ず努力をした人だ
そんな類の。
私ははたして
こんな類の言葉を 後数日後に笑顔で言うことになるのか
それとも…
ふわふわと地に足のつかないまま
頭の中にはびこるあらゆる邪念と偏屈
もうそろそろ ちゃんと笑いたいよ。
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